歌が好き、子供が好きで、子供と共に歌をつなぎ七十数年。その間言葉には語り尽くせない試練、体験を重ねてまいりましたが、いつも私の心を慰め、励まし、勇気を与えてくれたのは、懐かしい童謡・唱歌・合唱曲・・・・・・常に音楽でした。
嬉しいにつけ悲しいにつけ、いつも歌は私を支えてくれました。歌との出会いも私には奇して縁で結ばれていたように思います。(4才の時、父との別れ悲しみにくれる母の心を慰めようと、母の背中で歌った「あした」という歌の”お母さま泣かずにねんねいたしましょう”が、私の歌の原点なのです。)
幸せなことに、私にはいつも立派な先生方がお力をお貸し下さいましたし、大勢の方々が集まって下さいました。歌を通じ素晴らしい出会いができました。歌、万歳!子供達、万歳!人生、万歳!すべてに感謝し、この道をどこまでも・・・・・・これからも泣いたり、笑ったり、迷ったりしながら歩み続けていく所存でございます。
今後ともどうぞ「ひばり児童合唱団」をよろしくお願い申しあげます。
(ひばり児童合唱団60周年プログラムより)